Oyanakase / 親泣かせ

By Shing02

On Oyanakase

Released on January 27, 2018

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[Verse 1]

産まれて来た時、包まれた光

きっと暖かい窓からの眩しい日差し

実家の近くの坂の産婦人科で

看護婦さん達に祝福されて

産声をあげたら、はいこんにちは

息を吸って始まった長い旅

意識を迎えた瞬間は 覚えてないけれど

さぞかし誇りに思ったんだろうね

女の子は少女に、男なら少年

父の期待、母の愛を存分に貰って

育つ初心な根っこすべて親の汗と

その親の涙の数のおかげと

どの家族にも時に落ちる影

辛い時にこそぐっとこらえ

年を重ね喜びも一入 思い出せ

産まれて来ただけで 親泣かせ

思い出せ、思い出せ みんな

産まれて来ただけで 親泣かせ

産まれて来ただけで

産まれて来ただけ


[Verse 2]

お子様の身分は何の心配もいらなかった

遊びが仕事、育つことが孝行って

そんなことすら 気にかけることもなく

たまに親の視線を感じるくらいで楽

帰りが遅くなっても家の灯り見えて

ほっとするも束の間、玄関でぎょっとする形相

怒号に言い訳の応戦

まあ、どこにでもある親子の光景

いつも食卓で笑い転げては

お年玉で買った漫画に胸躍らせて

いつか自分の自由が来ると言い聞かせてた

真っ暗な部屋で世界の居場所探してた

宇宙が無限大だなんて誰が隠してた

目が覚めた朝は新鮮だったな

大人になるまで、大人を頼って

子供の丸投げ、ぜんぶ親任せ

思い出せ、思い出せ みんな

大人になるまで、ぜんぶ親任せ

ぜんぶ親任せ


[Verse 3]

制服を着てから全て変わってしまった

先輩、後輩、試験の連続に狼狽

壁越しに響いて来る低域の声

布団の中、ラジオ聞いてた中学生

頭が切れて生意気だったせいか

先生に呼び出され、冷たい廊下で正座

硝子の天井を押し付けられた結果

反骨の分子が芽を出しちまった

ああ、反抗期と言うほど親は嫌いじゃなかった

ただ自分の事が好きになれてなかったか

自動のエスカレーター、溢れたエレベーターに

魅力を感じたことは、終ぞなかったが

キャンパスですれ違った素敵な彼女は

思わず人生を180度変えたんだ

迷わず女神との暮らしを夢見たら

甘い生活なんてまだ甘いと叱咤され

家を出た瞬間、自立の約束

親に手紙を書いて自己満足

社会人になって資金貯めるような

余裕も猶予も無いし負けじと言うよ

好きな子と今すぐ結ばれたいんだ

恋煩いで毎日がバレンタインか

大事に想われる程 親泣かせ

祈ってもらってるのに 親泣かせ


[Verse 4]

引き出しの奥に引っ掛かったままの思い出

まるで子供の頃の愛犬との別れ

そんでもって今でも心配をかけて

財布じゃなければ、健康のことで

家庭も持たずに 切れた風船みたいに

世渡り提灯の瘋癲の屋台には

給料袋なし、先の保証はもっとなし

それでも日常の選択は待った無し

声を大にして言いたい、お金じゃないんだよ

地獄の二丁目だって人情の犯科帳

本能で嗅ぎ分け、報酬は山分け

いくら積んでも買えない体験もしたっけ

自分が親になったら 教えたい一心で

同じ過ちを繰り返すな、と力んで

そう思えば色々言われた理由も分かり

守りたくて守れぬもどかしさの代わり

親も人なら、完璧な親はいない筈

なのにこんな子を愛せる人がいる

もしも親が赤子に返っても握る手

そんな日が来てしまう前に絶対

人伝いに知らせを聞いて 親泣かせ

新聞で名前を見付けて 親泣かせ

ラジオで曲が流れて 親泣かせ

嬉し涙で潤ませ 親泣かせ


[Outro]

人伝いに知らせを聞いて 親泣かせ

嬉し涙で滲ませ 親泣かせ